東京物語・・・若さ故・・・初体験
高校生の頃、夢に出て来た女性の裸体。大事な部分は真っ黒な煙が邪魔をして見えない。目を覚ました後、もう一度夢に見ようとしてもやっぱり、見れなかった。しかし、今目前にいる彼女は現実だった。
数時間前、池袋東口で待ち合わせ、ウインドーショッピングを楽しんでいたのに・・・。きっかけさえあれば、お互い望んだ事だったのだろう。
勢いで登ったホテルの階段。当時は靴を預かられるシステム。オマケにオレンジジュースのサービス。2度もホテルのオバちゃんに顔を見られたが、不思議と後ろめたさは感じられなかった。そう、自分は彼女を愛しているという自覚があったからだ。
それまで何度もキスをしてきたし、抱き締めてもいた。それでも、これほどまでに緊張するものなのか?
果たして上手く出来るのだろうか?嫌われやしないか?感じてもらえるだろうか?さまざまな思いが交錯する・・・。いや、それよりも、今、妊娠するのはマズイ。お互い19歳。まだ責任を取れる立場ではないのだ。
緊張や余計な心配は、快楽に飲まれようとする自分を抑制する。その上、「こんな事をしてはいけない、彼女を汚してしまう」、そんな思いが頭を駆け巡る。
女性を神格化してしまう自分に、初めて気付いたのだった。
数時間前、池袋東口で待ち合わせ、ウインドーショッピングを楽しんでいたのに・・・。きっかけさえあれば、お互い望んだ事だったのだろう。
勢いで登ったホテルの階段。当時は靴を預かられるシステム。オマケにオレンジジュースのサービス。2度もホテルのオバちゃんに顔を見られたが、不思議と後ろめたさは感じられなかった。そう、自分は彼女を愛しているという自覚があったからだ。
それまで何度もキスをしてきたし、抱き締めてもいた。それでも、これほどまでに緊張するものなのか?
果たして上手く出来るのだろうか?嫌われやしないか?感じてもらえるだろうか?さまざまな思いが交錯する・・・。いや、それよりも、今、妊娠するのはマズイ。お互い19歳。まだ責任を取れる立場ではないのだ。
緊張や余計な心配は、快楽に飲まれようとする自分を抑制する。その上、「こんな事をしてはいけない、彼女を汚してしまう」、そんな思いが頭を駆け巡る。
女性を神格化してしまう自分に、初めて気付いたのだった。