東京物語・・・若さ故・・・上京 | 「アンチカリスマ」の徒然なるままに・・・

東京物語・・・若さ故・・・上京

これから書く内容は、22~3年前からの出来事です。基本的に、コピペで掲載しますが、多少の加筆や変更もあります。しかし、全て実話です。


時はバブル前夜。高校を卒業した自分は、ミュージシャンへの想いを断ち切り、現実的な仕事へと気持ちを切り替えた。

高校生当時付き合っていた彼女は一つ下。東京へは一緒に行く事は出来ない。頭の良い彼女は当時、弁護士志望。たとえミュージシャンへの道を志しても、食っていけるのはほんの一握り。恐らく自分には無理だという事は、内心判っていた。女を食わせていけない男に、結婚する資格は無い。そう思った自分は、そのコと結婚したかったが為に、ヘアー業界への道を選んだのだ。

ところが、その意思を表明した途端、彼女は別れを告げた。

「好きな事に一生懸命に向かっている姿がカッコよかった。今の貴方に、その頃の目の輝きは無い・・・。」

彼女は強い女だった。自分の意思を明確に持つという事は、反対勢力になった場合、とてつもない壁になってしまう。彼女との別れを噛み締めた・・・。